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フランスの家庭百科辞書に関する問題だったのだ。
(無断複写・複製・転載することは~、以下略。問題は詳しく書けない。ごめん)
11代将軍徳川家斉の命によって翻訳された、
ビールに関する2万字以上の記載があった
フランスの家庭百科辞書は
厚生新編である。
→ 阿蘭陀問答、化学新書、百科全書は間違いX
補足
厚生新編に関しては、
『ぷはっとうまい日本のビール面白ヒストリー』 端田晶 小学館
という本に詳しく載っている。
阿蘭陀問答は
日本の文献で初めてビールか記載されている
書籍(2019年9月11日、現時点)
1724年(享保9)刊行。
化学新書は
日本人で初めてビールを醸造したとみられる
川本幸民によって訳された書籍。
ここで出版した年を何年とするか・・・・・・
Wikiなどでは、
1861年(万延元)としている。
しかし、びあけん顧問である端田先生の
先出の著書の年表では1874年(明7)刊行と
記載されている。
これはいかに?
なんと江戸時代独自の理由がある。
1861年には化学新書を訳し終えた
川本幸民。しかし、その本の
流通方法は出版物ではなく写本である。
印刷技術によって出版されたのは1874年。
そう「出❝版❞」されたのは1874年なので
ある。
びあけん上では
ここはびあけん顧問の見解に従うのが
無難と僕はみる。
ここでついでだから、
ビールの記述のある書物の年数だけ
順番に抜き出してみる。
1724年(享保9) 阿蘭陀問答
1822年(文政5) 遠西医方名物考
(宇田川榕菴 うだがわようあん 訳)
1860年(万延元) 航米日録
1874年(明7) 化学新書 川本幸民 訳
宇田川榕菴は厚生新編も共著者であるという。
この人物興味深い・・・・・・
@いいんちょーの今日の「ひとこと」
どうもいいんちょーです。
享保って「きょうほう」って読むんだねぇ。またひとつ勉強になった。歴史は全く強くないのだぁ。
参考文献
『とりあえず、ビール! 続・酒と酒場の耳学問』 端田晶 講談社
『ぷはっとうまい日本のビール面白ヒストリー』 端田晶 小学館
日本のビールの歴史年表・〜幕末|酒・飲料の歴史|キリン歴史ミュージアム
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