びあけん1級対策委員会

日本ビール検定1級合格のための対策委員会

第2回 日本ビール検定 1級 試験 027の解説

027

 

発酵に関する問題だったのだ。

(無断複写・複製・転載することは~、以下略。問題は詳しく書けない。ごめん)

 

酵母は出芽により増殖する、良い。

 

発酵させる前、麦汁に酸素を供給するのは

酵母の増殖を促進するため、良い。

 

日本の酒税法では、ビール醸造に乳酸発酵を

用いて良い、良い。

→ 認められていないは間違いX

 

発酵の工程では、芳香性のエステル成分が

生成される、良い。 

 

 補足

日本のビール醸造においても

乳酸発酵でのビールは作られている。

主に、サワービール

   ベルリーナヴァイセ

   ゴーセ など

 

もやしもん4巻 p 179を見ると

出芽の様子がなんとなくわかる。

(後で画像を入れる。) 

 

酵母さんはお名前が大変難しい・・・・・・

いろんな本にいろいろなお名前やあだ名が付けらていて

誰が誰だかわからない場合がある。

専門家じゃないとわからないじゃないかなぁ。

その訳のわからない例を挙げようと思う・・・・・・

 

『ビールのうまさをさぐる』での

p 79 表4・1では、

S. carlsbergensisが

1970年に S. uvarumに統一され

1984年に S. cerevisiaeに統一された

というような表記なのだが・・・・・・

 

『ビール世界史紀行 ―ビール通のための15章』での

p 237~240では、

ざっくり約して

S. carlsbergensisは

近年、DNAの相同性試験によって

S. pastorianusと同一と見なされ、

S. pastorianusとされるようになった、

というような内容が載っている。

 

しかし、

多くの本では、下面発酵酵母

S. cerevisiaeとして紹介する本が

大体だったりする。

 

どれが正しいのかなぁ。

歴史と発酵学を学ばないと、

絶対わからないと思うなぁ。

(今の僕にはわからない)

 

ちなみに、

絶対、こんなことびあけんには出ないから

覚えなくていい・・・・・・ 

 

  @いいんちょーの今日の「ひとこと」

どうもいいんちょーです。

ちゃんと調べてみたいことが増えすぎて困るのだけれど、正確に知る方法がわからない今日この頃。S. carlsbergensisと話せたらいいのになぁ、沢木惣右衛門直保みたいに。

 

参考文献

『発酵 ― ミクロの巨人たちの神秘』 小泉武夫 中央公論新社

もやしもん』 4巻 石川雅之 講談社

『ビールのうまさをさぐる』 キリンビール株式会社編 裳華房

『ビール世界史紀行 ―ビール通のための15章』 村上満 ちくま文庫